正直、玉石混交です。でも「まとも=常識的・誠実・約束を守る人」は普通にいます。コツは、探し方と見切り方。
この2つを押さえれば、消耗は一気に減ります。
なぜ「まともな人はいない」と言われがち?
- 悪目立ちの法則:非常識な体験談は拡散されやすく、普通の出会いは話題になりません。
- 選び方の問題:検索条件が緩い/写真や肩書だけで判断/最終ログインが古い人に投げている…など。
- 期待値ギャップ:目的(結婚/恋活/友達)と温度感がズレたまま突っ走ると揉めやすい。
- プラットフォーム差:各アプリで母集団が違う。特性に合わない場で探すとミスマッチが増えます。
現実:利用は一般化。大切なのは母集団の切り出し方
アプリ利用は珍しいことではありません。仕事が多忙、同世代と出会いづらい、趣味や価値観で相手を探したい——理由はさまざま。「どこで探すか」「誰にアプローチするか」を設計するだけで、出会いの質は大きく変わります。
誠実な相手の見分け方10項目(プロフィール/やり取り/約束)
- 本人確認/年齢確認バッジが付いている
- 写真は自然光・生活感のある3枚以上(過度な加工や他撮りだけは少なめ)
- 自己紹介が200文字以上で具体(仕事/休日/価値観/目的が整合)
- 直近24時間のログインや「最終ログイン:〇時間前」
- があり、会話がキャッチボールになっている
- 外部SNSやURLへ急がない(まずはアプリ内で完結)
- 敬語/タメ口の距離感が適切で、下ネタ・マウントがない
- 日時・場所・所要時間の3点が早めに確定できる
- 前日確認に一言でOKを返してくれる
- 無理な提案(個室/車移動/遠出)をしない
「全部満たさない=非常識」ではありません。合計点で見て、違和感が続くなら距離を置くのが賢明です。
地雷・業者・勧誘の赤旗リスト
- 初手でLINE/WhatsApp/Telegramへ移行を急ぐ
- 通話・ビデオ通話を一貫して拒否(理由がコロコロ変わる)
- 投資/暗号資産/副業の話題が序盤に出る
- ギフトカード/コード/前払いを要求
- プロフィール写真がモデル級で逆検索に多数ヒット
- 指定のバー/サロンに来させる(後から高額請求のリスク)
- 身分証や顔動画を要求(アプリの年齢確認以外)
出会いやすくなる検索設定と時間帯
- 検索フィルタ:本人確認済み/最終ログイン24h以内/写真3枚以上/自己紹介200字以上
- 目的の明記:プロフィール冒頭に「まずはお茶から」「土日昼メイン」など具体を置く
- 時間帯:平日20〜23時・土曜午前は返信が返りやすい傾向
- エリア:初回は駅ビル内や人通りの多い駅近で設定(安全×合流がスムーズ)
初回までの運び方(安全・短時間・具体)
「最初は30〜45分くらい、〇〇駅のカフェでどうですか?
今週だと 水19時 or 土11時 が動けます。合う方で大丈夫です。」
前日:「明日11:00、〇〇カフェ(地図URL)でお願いします。目印はネイビーのジャケットです。」
- 3点セット(日時・場所・所要)を明示
- 二択提示で意思決定コストを下げる
- 前日昼に確定できなければ仕切り直し
- 支払いは各自、金銭の先出しはしない
見切り基準と後腐れない終わり方(例文)
- 見切りライン:72時間以上の放置が複数回/前日20時までに確定しない/3回以上のドタキャン
「予定が合わなそうなので、今回の約束はいったん無しにしますね。タイミング合えばまた。」
安全第一 個室・車移動・遠出は避ける。確定しない予定には行かない。
よくある質問
Q. 本当に“まともな人”はアプリを使いますか?
A. はい。仕事が忙しい/身近で出会いが少ない/趣味や価値観で探したいなど合理的な理由で使う人は多いです。大切なのは「どの母集団から切り出すか」と「どう見極めるか」です。
Q. プロフィールはどこを見れば“誠実さ”がわかる?
A. 本人確認、自然な写真、具体的な自己紹介、直近のログイン、有害な表現がないか。さらにメッセージのキャッチボールと前日確認の有無で確度が上がります。
Q. 非常識な人や業者に当たらないコツは?
A. フィルタを厳しめに設定し、外部URL・金銭・身分証要求の3点は即終了。迷ったら短時間ビデオ通話で確認。
Q. 連絡が減った場合は追うべき?
A. 追いません。軽い確認→二択→期限で終了が最適です。
まとめ:ラベリングより、設計で勝つ
「マッチングアプリはまともな人はいない」という一括りは、だいたい“選び方の失敗”から来ています。
誠実な人のサインを集め、赤旗は即離脱、約束は短時間で具体に——この設計で回せば、出会いの質は安定します。
大切なのは、相手ではなく自分の動線を整えることです。